はじめに|「また合わなかった…」と落ち込んだコアラの話

こんにちは🐨再就職を目指すコアラです🙏
ASDの特性があるわたしは再就職のたびに「ここは合わなかったな…」と落ち込む経験を何度もしてきました。
求人票では「働きやすい職場です」「サポート体制あり」と書かれていても、入ってみたら真逆の現場だったり、面接では「柔軟に対応します」と言っていたのに、実際は「無理✖ダメ🚫」の連続だったり──
働く意欲があっても、それ以前に「合う環境かどうか」が見えづらい。
ASDのわたしにとって、それが一番のハードルだったと感じています。
この記事では、過去の失敗から学んだ「求人を見るときのチェックポイント」を3つに絞って紹介します。
「再就職でまた失敗したくない…」と不安な方に少しでもヒントになればうれしいです🐨🌿
ASDのわたしが再就職で「やらかした」体験談
コアラが以前働いたある会社では、求人には「サポート体制あり・丁寧なOJTあり」と書かれていました。でも実際は──
- 「わかってる人」目線の雑な説明と「見て覚えて」方式
- マニュアルも前任者の資料もなく何が正解か誰もわからない
- 質問しても「えっ、それくらい常識でしょ?」と苦笑される(正解は教えない)
「マニュアルを見て習得できる」「不明点を積極的に質問して覚えられる」タイプでも「見て覚えなさい(説明はしない)」+「聞きにくい雰囲気(教える気はない)」ではまったく力を発揮できません。
周囲は雑談多め、空気読み重視。上司や先輩のごきげんを察せないと使えない・気が利かないというレッテルを貼られて疎外される。
「何に困ってるか伝えなきゃ気づいてもらえない」と思っていたけど、実際は「助けてほしい」と声を上げると「甘えないで自分でできる事をやって(配慮はしない)」「あなたの世話は私たちの仕事じゃない」と遠ざけられる。
これが“合わない”という感覚か…と、初めてはっきり理解した経験でした。

そういうとこでは終業時間でも上司や先輩より先に帰っちゃだめらしいよ
常識らしいよ?…らしいよ?
特例子会社でも「安心」は約束されていなかった話
ちなみにコアラは「特例子会社」にも就職したことがあります。
💡特例子会社とは?
障害者が安定して働けるように、企業が設立する特別な子会社です。
子会社で障害者を雇用すると親会社の障害者雇用率にカウントできる仕組みで、合理的配慮や配属の工夫がなされている…とされています。
でも…実際に配属されたのは「親会社から異動させられた人たち」が多い部署。
そのなかには異動に不満を抱えている人もいて「なんで俺が障害者の面倒見なきゃいけないんだよ」的な空気を隠そうともしてませんでした。
指導というより、命令と威圧。
配慮を求めると「それは甘え」「特別扱いはしない」と否定され、通院のための休暇などの障害者雇用のための制度を利用すると「障害者はずるい」となる。
制度上“合理的配慮”があるはずなのに、現場では機能していない──そんなギャップに苦しみました。
もちろん、すばらしい特例子会社もあります。
でも「制度上そうなっている=実際もそう」とは限らないんだと、身をもって学びました。
ちなみにそういう会社が「障害者雇用の取り組みを評価する賞」や「社員のはたらきやすさを評価する賞」を受賞していたりするのも、会社の規模が大きく、親会社からの予算があったり、ジョブコーチが在籍していたりして余裕があるから。決して実情を反映しているとは限らないんですね。
求人票だけじゃわからない“落とし穴”とは
求人票にはたいてい良いことしか書いてありません。

少なくとも、悪いところは書いてません
- 「アットホームな職場です」→ つまり暗黙の了解が多い
- 「柔軟な対応が可能」→ ルールがない。人によってバラバラ
- 「庶務全般」→ 具体的に何をやるのかが書かれていない(=障害や適性にかかわらず何でもやらされる)
わたしは「明るい職場です」「チームワークが大切」「○○(年代や性別など)が活躍する職場です」などの表現を見て「感じよさそう」と思って応募していました。
でも今は「こういう曖昧な言葉には要注意だ」と思っています。
働きやすい「仕組み」や「ルール」のある職場は、具体的な仕事内容や体制まで説明があるんです。
だから今では求人票の「あえて書かれていないこと」に注目することにしています。
わたしが求人をみるときにチェックしている3つのポイント
再就職活動でコアラが意識しているチェックポイントは、次の3つです。
① 業務内容が明確か?
- 「〇〇業務全般」ではなく何をどう進めるのかが具体的に書いてあるか
- 電話対応や来客応対など苦手な業務が含まれていないかもチェック
「未経験OK」であっても、業務内容がぼんやりしていると、結局“なんでも屋”になりがち。そうすると「あれもこれもやって」と会社側の要求が大きくなっていくかもしれない。
「明確な範囲」がある方が安心して働けます。
② コミュニケーションの手段・頻度は?
面接で聞くようにしているのは:
- 「指示はチャット・メール・紙、どれが多いですか?」
- 「報告・連絡・相談は、誰にどのタイミングで行う仕組みですか?」
- 社外の方やお客様の対応(接客・電話など)はどの程度ありますか?
いつ誰に指示してもらえばいいのか、教えてくれるのは誰なのかなどを「空気で察する文化」だとASDのわたしにはつらいです。
指示の体系がはっきりルール化されていて、文字ベースで指示が残る職場の方が圧倒的に働きやすいというのが実感です。
③ 合理的配慮に前向きか?
合理的配慮への理解度をはかるため、面接で「配慮があると助かる場面」について聞かれたら具体的に1つだけお願いしてみます。
- 「耳栓やイヤーマフを使ってもよいか」
- 「視覚的なマニュアルをお願いできるか」
反応が「検討します」「対応できるか確認します(※嘘でない場合に限る)」ならOK。でも「それは無理」「前例がない」「他の社員(健常者)が困るからダメ」などの場合はそもそも配慮する気はなく、障害者手帳を持ってる完璧な人を求めている可能性が高いので避けています。
参考:雇用分野における障害者差別は禁止、 合理的配慮の提供は義務です。|厚生労働省
参考:障害者への合理的配慮好事例集 – 厚生労働省
まとめ|自分に「合う場所」は自分で見つけていい
「どこでもいいから働かなきゃ」と思っていた頃のわたしは無理をして“合わない場所”に飛び込んでばかりいました。
でも今は「合わない場所でムリして働こうとして体調を崩すより、合う場所を時間かけて探す方がずっと大事」だと思っています。
ASDの特性があるからこそ働き方にも職場選びにもちょっとした“相性”が必要。
それを探すことを、妥協とかわがままって言わないでいい。
この記事が同じように「また失敗したらどうしよう」と不安な誰かにとって、少しでも安心につながればうれしいです🐨🌱

では😎コアラといっしょに自分に合う職場への再就職にむけてがんばりましょ🌱
この記事で参考にしたリンクまとめ
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